車椅子で留学 in カナダ!

札幌出身20代のもさです。3歳の時の交通事故で脊髄損傷になり、車椅子を使っています。オーストラリアとカナダに留学していましたが、現在はコロナにより一時帰国中。月・水・木は、英字マンガを使って1分で読める英語学習の記事を、火・金は、留学体験、国際恋愛、私が感じたことなどの記事を書いています。良かったら読者登録お願いします☆

【外国でマッチングアプリ】カナダ人とデート、そして別れ。

こんばんは、もさです。

 

 

今日は前回の続きの最終回です!

mosam.hatenablog.com

 

 

一度帰られてしまった私は、「本当に来るんだろうか」と思いながら自分の部屋で待っていると、本当にまた連絡が来ました。

急いで自分の部屋を出ると、外には再びあの車があって、運転席には彼がいました。

彼はまた彼の町から45分かけてここに来てくれたのです。

 (『彼』は彼氏ではなく、He の意味です)

 

実際に会った彼は、写真よりもちょっとだけ小さい人に見えたけど(笑)、花火までの車中も、緊張している私に、積極的に話しかけてくれたり気遣ってくれて、思ってた以上に温かみがある人だなと思いました。

 

 

 

スタンレーパークというバンクーバー1の自然公園に着き、ベンチに着くまでの道のりを彼は私と手を繋いで歩いてくれました。

 

 

 

そして花火が始まると、

 彼は私をぎゅーっと抱きしめてきて、私はカチコチになりながら花火を見ました。

今まで人生で何回も花火は見てきましたが、全然違う花火に見えました

 

今でも覚えている、私が感じたことは、小説家になれそう、と思ったことです。笑

すごくあの時は五感が研ぎ澄まされていて、良い文章が書けそうな予感がしました。笑

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その時の夜景。笑

花火が終わっても彼はぎゅーっと抱きしめたままで、私がたまに目を合わせようと、彼の顔の方へ振り向くと、彼の青い目に吸い込まれそうになったので、人の波が落ち着くまで、私はその帰る人々の方に目を向けていました。

 

こんなにも思い出が客観的なのは、初めてづくしの体験だったからか、それとも彼への思いが恋愛的な好きではなかったからかのように今では思います。

 

 

一番驚いた瞬間は、帰り道で信号のない車道を横切らなければならなかった時に、彼が私のことをひょいと担いでその道を渡ったことです。笑

「びっくりした!なんでそんなことをしたの?」と聞くと、

「車に轢かれて死にたくなかったんだもん」と彼は答えました。笑

 

そんなこんながあり、私のマンションに着き、彼は私の頬にそっとキスをして別れました。

 

 

 

 それから私は一ヶ月間日本に一時帰国をしました。

もともと一時帰国の予定があったので、その前に会ってみたくこの花火デートを提案してみたのですが、日本から帰ってきても再び会うことはありませんでした。

 

理由は彼の鬱症状がひどくなってしまったからです。

彼は病院に行き始めて、今まで鬱症状から逃れるために吸っていた麻◯を、処方された薬に替えるようになり、薬の副作用に苦しむようになったのです。

今まで何度も麻◯は良くないと言ってきましたが、こういったリアルな現場を実際に聞くとその存在意義について考えさせれました。

 

 

メッセージの内容も、今日は一日中部屋をぐるぐる回っていたとか、警察から連絡きた、など危ない内容になってきたし、彼自身元気な日は仕事に行って、体調が悪い日は休まなければならなく、とても会える状況じゃなかったので、自分から連絡するのをやめて彼とは疎遠になりました。

 

 

 

一度しか会えなかったけど、それは私にとって、とても感慨深い経験になったし、彼が悪い人だとも思いません。

ただ自己責任なので、ひとつひとつ起きる事に対して、注意しながら判断していくことも大事だと思いました!

 

 

それではまた。

 

 

 

 

 

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